外壁と屋根の塗装
一緒にやったほうが、費用はお得?
外壁塗装の業者を探す際、安全な業者を見極めるのは極めて難しいでしょう。ただ業者を選ぶ一つの目安として、しっかり許可や資格を持っているかどうかもチェックしてください。
最も重要な資格等は、一級塗装技能士と県知事許可書です。この二つは、比較的信頼度が高いため、保有している方がより安全と言われています。
一級塗装技能士とは厚生労働大臣が認定する国家資格です。受講するためには塗装業で7年以上の実務経験、又は二級塗装技能士になり5年以上経過する必要があります。その条件を満たした上で試験を受けますが、合格率は50%程度です。保有していれば塗装に関する技術や知識を証明できると言えるでしょう。
県知事許可書とは、不正または不誠実な行為をする恐れがない業者に与えられます。ただ資格という訳ではありません。保有している業者であれば、ある程度信頼できる業者と言えるでしょう。
足場の組み立てや解体・変更の作業を行うための資格です。この資格を持っていなければ足場を組むことができません。満21歳以上で、さらに足場作業において3年以上従事した経験がある、または満20歳以上で大学、高専などにおいて土木、建築又は造船に関する学科を専攻し、その後2年以上足場作業に従事した経験がある人しか保有できないようになっています。
有機溶剤を用いた作業を安全に行うための指導などを行う責任者に与えられる資格です。
外壁などの劣化を正しく診断する資格です。この資格を保有することで、ヒビ割れや傷などに対し、補修や改修の方法を的確にアドバイスや提案できる能力を持っていると言われています。
雨漏りをしっかり診断し、的確な提案・補修が行える資格です。
日本外壁塗装マイスターズが認定している資格です。外壁塗装に関する設計や施工の知識・技術が一定の基準を満たしている熟練技術者であるものに与えられます。
専門的に戸建住宅の劣化診断が行えるものに対し与えられる資格です。戸建住宅劣化診断士を認定するための講習会を受講するためには、一級・二級・木造建築士、一級・二級建築施工管理技士、窯業サイディング塗替診断士のいずれかを保有していることが条件です。
もちろん、これらの資格を保有しているから安全とは言い切れません。資格を悪用するような業者もいるため注意しましょう。客観的に判断して業者を適切に選ぶようにしてください。